これでいいのだ。おまけでいいのだ。赤塚不二夫の『バカボンのパパよりバカなパパ』NHKドラマと青梅

赤塚不二夫 没後10年。2018年6月30日(土)よりNHK総合で赤塚不二夫のドラマ。『バカボンのパパよりバカなパパ』全5回が放送される。
先日、青梅の武藤酒店がクラウドファンディングで開店したビアホール「青梅麦酒」にお邪魔した。

昼から地ビールをいただきながら食事を済ませると、記念館散歩を勧められた。

すぐ近くの「赤塚不二夫会館」「昭和レトロ商品博物館」「昭和幻燈館」の3館巡りがおすすめコースなのだ。も、なぜ青梅でいいのだ?

ビアホール「青梅麦酒」を出て右に通りを歩くと、間もなく逆立ちした「天才バカボンのパパ」が出迎えてくれる。

昭和の蔵を生かした建物の展示館だ。1階から2階まで年代別に貴重な資料を見ることができる。中でも圧巻なのは、2階に展示されている沢山の原画をまじかに見られること。
ギャグ漫画とは思えない繊細なタッチ。迫力のあるカットとコマワリ、仕上線の下に見え隠れする鉛筆の下書き線の迫力。ポスターカラーの修正跡などなど。あれほど近くで見られる展示を、他では見たことがないのだ。


青梅の街おこしは91年頃から始まった。その後、青梅宿アートフェスティバルによって発展。昭和レトロな映画の看板などを配置して、まるで映画のセットのような街並みを再現した。さらに昭和を代表する漫画家、赤塚不二夫の誘致に成功したことで、赤塚不二夫会館(資料館)を開館したのだ。

でも、なぜ青梅でいいのだ?

本名、赤塚藤雄は1935年満州国で生まれた。そのため日本に特定の故郷はないということ。映画「駅馬車」に感激し、デビュー前に映画看板を描いていたことなど、地元青梅の映画看板絵師久保板観氏との共通点もあって、赤塚不二夫が快諾したのだという。


その隣に「昭和レトロ商品博物館」がある。もともとこちらが先にあったようだ。貴重な昭和時代の品物を数多く展示している。

博物館に入ると不思議な懐かしい匂いが漂う。マニアなら知らない人はいないであろう吉祥寺「コレクターズショーケース」のような独特で同じ香りがする。私にとってはすごく好きな匂いに感じるのだが、おそらく皆さんもまた同様に懐かしく感じるはずなのだ。

再び、あの原画を思い出しながら、NHKドラマ『バカボンのパパよりバカなパパ』を見たいと思うのだ。

  だから青梅でいいのだ!

ドラマ原作は赤塚りえ子のエッセイなのだ。

ドラマ放映予定は6月30日(土曜)
[第1回]よる7時30分から8時43分(73分)
[第2回から第5回] よる8時15分から8時43分(28分)


この赤塚不二記念館のいきさつについてはこちらのサイトなのだ。


赤塚不二夫記念館公式サイト。(2003年開館)


おまけでいいのだ。これでいいのだ。

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